beauty technic 美容師の技術解説

今日は107店長のコサックです(^^g

 

 

今日は美容師の技術について少しお話しします。

カットの話は長くなりますし非常に難しいので、

今回は美容師が薬剤をどのように使い分けているかをお話しします。

 

 

先ずは一番大事なのはカウンセリングです。

お客様の話をよく聞いて問診して髪の状態をチェックして、

どんな技術をするかどんな薬剤やトリートメント剤を使用するかを決めます。

 

 

ポイントは大きく分けて3つになります。

 

1.薬剤を選ぶ、変える

2.塗布時間を変える、時間差を使う

3.塗布量を変える

 

 

 

 

1.薬剤を選ぶ、変える

 

髪の状態をよく見て聞いて

根元、中間、毛先の状態に合わせて

薬剤、トリートメント剤を選びます。

 

 

健康毛=アルカリ度の高い薬剤(PH9~)

普通毛=ノーマルの薬剤(PH8.5~)

ダメージ毛=弱酸性の薬剤(PH6~)

 

 

健康毛は一般的には掛かりにくい染まりにくい伸びにくいなので、

アルカリ度の強いお薬を使用します。

 

逆に傷んでいれば傷んでるほどアルカリ度の低いお薬を使用します。

 

そして傷んでいる部分にはトリートメント剤で保護しながら薬剤の浸透をコントロールします。

 

 

 

2.塗布時間を変える、時間差を使う

 

健康毛の部分から薬剤を付けて行きます。

傷んでいる部分は一番最後になります、

なので時間差をつけて根元を塗布して○分置いてから

中間、さらに○分置いてから傷んでいる部分に塗布して行きます。

 

カラーの場合は染まりにくい所から塗布して行く、

なので白髪染めでしたら白髪の多いい部分から染めて行きます。

 

パーマでしたら根元部分を塗布してから巻くとか、

矯正でしたら新生毛の部分、襟足から塗布して行く。

 

 

 

3.塗布量を変える

 

健康毛の部分から薬剤を大目につけて行く

中間から毛先(傷んでいる部分)に行くにしたがって塗布量をコントロールする。

 

カラーや矯正では傷んでいる部分はコームスルーはなるべくしないで手で揉みこむ様にするなど塗布の仕方も変えます。

パーマの場合はノンテンションで巻いていくとかです。

 

 

髪の毛は繋がっていますのが1本の毛でも根元、中間、毛先の状態が違います。

長ければ長いほどカラーや矯正していなくても毛先は長く生きているので根本との差は感じると思います。

また部分的に傷んでいる部分(メッシュなど)が有る場合は部分的に変えて行かなけらばなりません、

なので・・・

重要なのはこれら3つの技法を全て考えたうえで同時に行うことです

 

根本~毛先に使用する薬剤、トリートメントを決めて、

薬剤の付け方(時間)、量、それと同時にトリートメント剤の付け方(時間)、量などをコントロールしながら施術して行くことです。

 

ですので色ムラ、掛かりムラ、伸びムラ、やむダメージの差がが有ればあるほど全体をキレイにするのは難しくなります。

 

また髪は皮膚と違って再生力が無いので一度傷んだ髪は元には戻りません、

だから枝毛は切るしかありません、

傷んでいる部分はトリートメント剤で保護しながらある意味ごまかしているので、トリートメント効果がなくなるとまた元の状態に戻ってしまうのでアフターケアもとても大事になります。

 

 

 

だからカットも傷んでいる方はデザインカットをおススメ致します。

 

ノーマルカットとデザインカットの違い

デザインカットの特徴

 

ノーマルコースとキラ輝コースの違い

 

キラ輝カラーと大人カラーの違い

キラ輝カラーの特徴